研究目的

現代の日常に合わせた工芸品を作るヒントとなるようなシステムの作成を考え、工芸品の材料のひとつである金箔を用いたタッチセンサーの作成を目的としました。

金箔の貼り付け

レーザープリンタで印刷したものを金箔で熱圧着して貼り付けてみました。金箔しか貼り付けていないので、表面上で電気を通すことができ、タッチ回路の作成をすることができます。多少爪で引っ掻いても剥がれません!

貼り付けの環境

貼り付けに適した環境を探すため、金箔を貼る台紙を3種類、光沢のあるフィルムラベル、そして材質が紙である粘着用紙を用意し、それぞれ写真の回路図を印刷。さらに、温度を140℃~170℃に分けた貼り付け作業を行いました。このとき、アイロンに掛ける重さと時間はすべて1kgと10秒で統一しています。

圧着させる時の作業台として、卓上ドリルにArduinoと圧力センサを取り付け、レバーを引くことで簡単に均一の圧力をかけられるようにしています。

↓適した条件で作成したタッチ回路を貼ったパネル↓

 

※アイコンの金箔部分からコードをパネルの裏に通し、裏のコードとネジ山がふれるようになっています。